1996年 9月10日(火) 本日のコース 〜保土ヶ谷バイパス〜首都高速道路〜浦和IC〜(東北自動車道)〜郡山JCT〜(磐越自動車道)〜猪苗代磐梯IC〜五色沼〜桧原湖〜喜多方市街〜会津若松市街〜会津若松IC〜(磐越自動車道)〜郡山JCT〜(東北自動車道)〜浦和IC〜首都高速道路〜保土ヶ谷バイパス〜 |
7:30 起床。 おお、今日はいい天気で、ドライブ日和だ。 朝飯はバイキングなので、眠い目をこすりながらゾロゾロとレストランへ向かう。 普通のバイキングだったけど、バジリコ・スパゲティがあったのが珍しかったのでつい大盛りにしてもうた。 普段朝飯なんてろくに食べないのに、旅行の時は腹一杯食べちゃうのよね。 チェック・アウトの時間にはまだ余裕があるので、腹が苦しいと言いながら食後は露天風呂。 やっぱり福島に来たら、朝風呂には入らにゃいけないよね。 極楽極楽。
10:00 チェック・アウト。 普段の生活が夜型のせいか、朝はいつもゆっくり。 さて、せっかく五色沼の近所に泊まったので、車はそのままにして散策に出掛ける。 平日なのに結構人がいる。 老人の御一行や、修学旅行らしき学生がウジャウジャ…休憩所もすごいラッシュ。 五色沼の散策道も、幾つものグループですこぶる賑やか。 ところで、五色沼って5種類の沼があるのだと思っていたら8個もある。 八色沼じゃいけないの?
昨日の雨は嘘みたいで快晴の中、自然の風を受けて気持ちいい。 ところで、桧原湖は広い!! さすが面積日本第4位の湖。 おおっとー、それは猪苗代湖の事でした。 桧原湖は南北で見るとすっごく広いけど、磐梯山の噴火でせき止められてできた天然のダム湖みたいなものなので、細長くて奥の方では対岸がすごく近い。 岸でポケーっとしていると、「船に乗らんかねー」とやたらと声をかけられる。 すごく商売熱心で、30分くらいの間に4回声をかけられた(平日で暇ということもあるかもしらんが…)。 売店に入ると、入り口でお茶の試飲を勧められるわ、お土産を見てるといろいろ説明してくれるわ、買ったお土産の美味しい食べ方とか保存の仕方とか教えてくれるわ、すっごく商売熱心!! こんな人、職場のスタッフに欲しい。 やっぱり食べ物の量が違うだけあって、さすが元気だわ。 でも、みんなもうお土産買ってんの? エー、おらはまだ買ってない。 まだ昼だし。 それに、まだ目的地に着いてないんだよ。 早いよ。 ああっ、何してけつかるの! おらはお土産をあきらめて、桧原湖1周する事となりました。 天気はいいし、交通量は少ないし、快適。 ソバやタバコ畑は普段見られないので、ちょっと珍しい。 ススキの穂なんて久しぶりに見たなあ。 ドライブをしてるって感じがするよ。 しかし、湖の東岸は2車線道路だけど、西岸になると急に道幅が狭くなり、対向車とすれ違うときにちょっと緊張するあるよ。 しかも西岸は、新しく橋を架けたり(蛇行している道をショート・カットするため)道路拡張の工事をしているので、トラックとすれ違う事になるとビビるあるよ。 でも、もうちょっとの辛抱ね。 ちょうど工事の中を走っていて思ったんだけど、道を広くしてくれるのはありがたいけど見晴らしのいいところに、ちょっとした駐車スペースを設けて欲しい。 たまたま湖を左回りに走っていたので運転席からよく見えたけど、湖西岸からの磐梯山の眺めはなかなか良いものがある。 景色に見とれて、車ごとダイビングはしたくないもんね。 ほとんど1周したところで喜多方方面への矢印があったので、右折していよいよ喜多方へと向かう。 R459。 長〜い坂(地名はズバリ長坂)を下って…広いぞ、会津盆地。 一度喜多方に来たか…た。 …。
とりあえず、たまたま見つけた駐車場に車を置いて、市内を散策する。 割と賑やかな通りを当てもなくトボトボ歩いていると、あるわあるわラーメン屋さん。 わー、何処にしよう。 もうすぐ2時だし、腹減ったあ。 ああ、駅前はのどか。 人があんまり歩いていなくて、旅行に来たって感じがするな。 駅前に観光案内所(駅舎を背にして左側)があって、何かパンフレットが置いてある。 おおっ! ラーメン屋の地図だぞ。 げげっ、URLまで載っている。 |
こんな事ならホームページをチェックしたかった。 しくしく。 ちなみにURLは http://www.aizu.ne.jp/~net/kitamen/index.html
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地図を手にしたら、何故かノレンの元気が出て、みんなをナビゲートするではありませんか。 腹減ってんのか? 入る店はノレンに任せて、おらたちはノレンの後ろをトボトボついていく。 表通りはやめて、路地裏に入ったぞ。 おっ、ラーメン屋の前に高校生の集団がウジャウジャいるぞ。 有名な店なんだろうか? カメラを渡され、この店をバックに記念写真を撮ってくれと言う。 聞いてみるとガイドさんのおすすめの店で、入るのに1時間かかったらしい。 今はその時より空いていて、すぐ入れるというので入ることにした。 ガイド・マップの37番、坂内(ばんない)食堂です。
20坪程の店で、空いているといっても席は空いておらず、相席。 入り口のカウンターで「肉ソバ¥750」を注文(先払い)して、出てくるのをひたすら待つ。 30分程して出てきました、おらの肉ソバ。 縦2p、横5p台のチャーシューで埋め尽くされて、麺が見えない。 数えてみたら12枚もあった。 “売り”のチャーシューは口の中でとろけそうな程柔らかくて、まるで豚の角煮みたい。 塩味が効いていて旨い。 麺は太めの縮れ麺で、スープは醤油風塩ラーメンってところでしょうか。 もう3時半になるし、空きっ腹にしみるっ。 このスープも、チャーシューという名の豚の角煮も塩味で、昨晩の中華料理と同じく味は濃い。 おらの食生活が薄味志向なのかもしれないけど、御飯のおかずにもなるくらい濃い(おらはマックのてりやきバーガーで、御飯が食える!)。 濃い濃いと言いながら、スープを飲み干してしまった。 ドンブリが小さめで見た目は物足りなかったけど、すごいボリュームがあって腹が苦しい。 せっかく喜多方まで来たのでラーメンのはしごをしようと思っていたけど、もう食べられません。 ごちそうさまでした。 みんな満腹で満足したところで、またお土産を買いに走る。 地酒ですよ。 日本酒が苦手なおらとしては、勝手にしてくれーと車で留守番。 町並みを眺めていたら、古い建物が結構残っている。 そういえば、「蔵の町喜多方」って看板を何枚か見てきたぞ。 ラーメンだけじゃなかったのね、失礼しました。 おらは目的を果たしたし、もう気が抜けてしまったので後のスケジュールはノレンに任せて、マサユキ号の後をついて行くことにする。 南下して会津若松市街を巡りたいんだと。 17:15 飯盛山の白虎隊資料館に到着。 ガーン!! |
普段の生活が夜型なので、こんなところでつい時差ボケが出てしまう。 資料館はともかく、お土産屋までとは。 買わないけど。 |
ノレンはとにかく元気。 夕方のラッシュにもめげず、ズンズン市街へと進む。
17:40 会津若松城に到着。 周りが文教地区になっているようで、お城なのにお土産屋も見あたらず(買わないけど!!)あまり観光地っぽくない。 時間が遅いせいか、おらたち以外に観光客もいないし、ずいぶんストイックな城だこと。 鶴ヶ城とも云うこの城は、とにかく石垣が立派。 お堀に石垣があるのは普通だけど、ここでは壁の代わりに高さ4〜5mもある石垣が並んでいる。 通路の両側が切り通しのようになっているので、敵が攻めてきたときに上から物を落とすようになってんでしょ。 今は静かな公園なので、明治元年に新政府とのすさまじい戦争で焼けてしまったなんて、もう想像はできません。 感慨にふけっていたら6時になってしまったので、今回のドライブは会津若松でおひらきとなりました。 帰ろ、帰ろ。 会津若松ICから磐越道に入り、磐梯SAでお土産を買う…へへっ。 東北道では、上河内SAで休憩、蓮田SAで晩飯(牛丼でした)。 帰り道は思ったより空いていてサクサク走れたおかげで、夜のドライブにつきものの“眠気”に襲われず24:00無事に到着。 お疲れさまでした。
ちょっと一服して、家に着いたのが25:10。 |
経費 | |
宿泊代(裏磐梯ロイヤルホテル) 1人当たり | 約\7,550 |
首都高速道路(往復) | \2,400 |
浦和IC(東北自動車道)〜猪苗代磐梯IC(磐越自動車道) | \5,550 |
会津若松IC(磐越自動車道)〜浦和IC(東北自動車道) | \5,800 |
ガソリン代(2回給油) | \5,784 |
\27,084 | |
2日間の走行距離:約810q |
(C) 1996 TORAZOU