Vol.08
〜晴れた日は巨大仏を見に その1の巻〜
2011年 1月 9日(日)
09:40 寒い! |
前回水戸のダイダラボウ(ダイダラボッチ)を調べていたら、内房に巨大な観音さま(東京湾観音)を発見した。 ぜひ会いたい!ということで、今回は上総湊駅まで。
内房線は君津駅を過ぎると各駅の停車時間が長くなった。 強風の影響で遅れている。 ふぃ〜。 10分遅れで
上総湊駅に到着(東京湾観音の最寄り駅は1つ手前の佐貫町駅なんだけど…)。 しかし、駅名の通り、海に近いので
風゛か゛強゛い゛!゛ しかも、
寒゛い゛っ゛!゛
09:45 切通し |
寒さに耐えて、強風に押されながらヨハンソン(仮)GO! R127から長浜交差点を左折すると上りの切通し。 旧道歩きの時は「あ〜あ、車のために開削しちゃってぇ」みたいに冷ややかだけど、自転車で山越えは辛いので、道を切り下げてもらってありがたいことです。(^_^;
09:55 ポツン |
峠を越えて
笹毛踏切を渡ると里山の風景が広がる。 山の上に観音さまが見える! ありがたやありがたや。 東京湾観音だから東京湾に向いているのかと思ったら、南に向いているのね。 K256と合流して、視界が広がったところでツーショットしようとしたら、風に押されて自転車が倒れてしまう。 う〜む、スゴい強風だ。 しばらくトライしたけど、向きを変えても倒れてしまうので、あきらめて先を進む。
10:05 入口 |
佐貫町駅を横目に跨線橋を越えたら、「東京湾観音表参道」の看板を左折。 ヨハンソン(仮)で初めての山道。 息はゼーゼーハーハー。 だんだん体が熱くなって鼻水まで出てきた。 ふ…太ももが痛い…。 必死に漕いでも5〜6km/hくらいしか出ない…。 一度止まったら走り出すのがキツいのでがんばるがんばる。 旧道と思われるトンネルや上り坂も撮影しないで漕ぐ漕ぐ漕ぐ!
10:20 高い |
デカい |
10分強でようやく平坦になり、
大坪山の山頂。 いよいよ
東京湾観音とご対面。 高いね〜。 デカいね〜。 高さ56m。 昭和36年(1961)君津市出身の材木商:宇佐美政衛氏によって建立されたそうで、ありがたいことです。 Pはあるけど駐輪場はないのかな?…ってゆーか、自転車で来る人は少ないだろうね。(^_^; とりあえず駐輪できる場所を探して中に入ってみる。
観音さまを見上げると、ちゃんと鼻の穴があるね〜。 東京湾を臨むと景色がイイ〜けど、富士山は霞んでよく見えない。 国交省の「関東の富士見百景」に選定されているのに残念。 そういえば、正面は偶然にも横須賀の「観音崎」。 右手に目を移すと横浜なので、ずいぶん遠回りして来たものだ。
10:35 |
観音さまの後ろに回ると穴だらけなのでビックリ! しかし、振り袖姿で腰つきがセクスィ〜♥ 結局観音さまを1周して、P入口にヨハンソン(仮)を駐める。 観音さまの胎内へGO!…ってゆーか、IN! 東京湾観音の
ホームページで割引券を撮影してきたので、拝観料が3割引♪
10:45 腕展望 |
影も長い |
らせん階段を上るとまた太ももが痛い。 それにしても風の音がスゴい。
腕展望に出ると風が強すぎ。 ヘルメットをかぶったままなので怪しいヤツだけど、ヘルメットが風で飛びそう…。 実は高所恐怖症なので、こんな高い所はおっかない。 さっき自転車は強風で何度も倒れたけど、観音さまは絶対倒れないの?(T-T) 14階からは梯子で上る。 何とか19階まで上ってあと1歩なんだけど、強風+高所恐怖症のため、最上階の20階は割愛させていただきます。(^_^; それでも何とか四方の写真は撮れた。 紙面?の都合で載せられないけど…。(^_^; ふぅ。
11:10 遂道 |
観音さまとツーショットして坂を下る。 あれだけ息を切らして鼻を垂らしながら上った坂道も、下りは楽ち〜ん…ってゆーか、スピード出し過ぎ。 またも坂道を撮影する余裕がなく、トンネルだけ撮影しました。(^_^; 昭和33(1958)年に造られたもので、山側は「かんのんトンネル」、谷側は「観音遂道」と表記されている。
11:50 漁港 |
R465に出て今度は左折。 小久保の集落を通って海に出る。 季節はずれでも海はイイよね〜。 しかし、風が強い。 R465に戻ると、う〜む、国道だけどセンターラインがない! しかし、蛇行具合がイイね〜。
標識に
下洲漁港とあるので左折してみる。 相変わらず海風が強いので進むのがキツい。 川の河口に出て海が広がる。 左手を見るとさっきの東京湾観音が見える。 真っ直ぐの道から路地に入ると舟がたくさん泊まっている。 ひと気がなく釣客がポツリポツリ。
11:55 海岸 |
石碑と案内板 |
ウインドサーファーを撮影して内陸に向かうと、視界に石碑と案内板が! 引き返してみるとビックリ! 何と!
弟橘姫頒布漂着碑! 案内板によると、
日本武尊東征の時に東京湾の浦賀水道で時化に遭い、海神の怒りを鎮めるために妻の弟橘姫が入水して、身につけていた布が流れ着いたのでこの付近は
布引海岸と呼ばれているんだって。 へぇ〜、同じ千葉県の袖ケ浦市も弟橘姫の袖が流れ着いたから「袖ケ浦」という地名なので、東京湾沿岸には弟橘姫伝説があちこちにあるんだろうね。 神奈川県
二宮にもあるくらいだからね〜。
そして、
戦後米軍本土初上陸地。 昭和20年(1945)8月30日米軍が日本本土へ初上陸して、この地に星条旗を掲げたそうだ。
松並木…ってゆーか、防風林の中を走る。 強かった風も収まった。 太ももを使わないように注意していても、気がつくと膝に力を入れて漕いでしまう。
いよいよ
富津岬の先端。 踊場がやけにたくさんある展望塔…うへぇ〜、また階段だ〜。 個性的な形の
明治百年記念展望塔。 我が家がマンションの3階なので同じ高さなら何でもないけど、それ以上だともうヘロヘロ。(^_^; でも高いと景色がイイ〜。
富津岬は以前ドライブで来たことがあるけど、先っちょに島があるなんてもう忘れている。 首都防衛のために築かれた砲台を備えた人工島で、手前が明治23年(1890)完成の
第一海堡、奥が大正3年(1914)完成の
第二海堡。 ここも「関東の富士見百景」だけど、残念ながら富士山は見えない。 その代わり?観音さまから富津岬が見えたので、当然ここから観音さまが見える。(^_^; しかし、腹減った…。
13:10 昼食 |
防風林を抜けると右手に食事処が並んでいる。 大貫駅周辺では「
はかりめ丼」の幟が立っていたけど、ここでは「(煮)穴子丼」という表記になっている。(?_?) 結局
小松食堂(富津市富津2280)ではかりめ丼1,300円をいただく。 しかし、店の入口の写真やテーブルのメニューは「穴子丼」だけど、壁には「はかりめ丼」と貼ってある。(?_?) 同じ富津市内でも場所によって呼び名が違うのかな?
しかし困ったのは煙草。 小上がりに座ったんだけど、両側のお客が喫煙者だった。 神奈川県は禁煙条例のおかげで煙い思いはしないけど、食事の時にこんなに煙草の匂いがするなんて久しぶり。
13:40 供養塔 |
さて後半戦は、
貴布称神社の標識を見つけて、つい寄っちゃった。(^_^; 路地を入って案内板もない神社だけど、何と!参道に
いわし供養塔。 イワシが対になって狛犬ならぬ、狛鰯。 イイものを見せてもらった。
K255に戻って先を進むと、知らないうちにR16になっている。 しかし、この先右折する交差点が決まっているのに、ナビが怪しい路地に入れと誘っている。 何故? あ!横浜まで220kmのキロポストが! うへぇ、撮り損ねた! しかし、わざわざ戻らない。(^_^;
14:00 標識 |
西川交差点を右折して内陸に入る。 思ったほど風が収まらない。 富津市内は意外と古墳が多く、楽しみにしていたのに、標識がなくて通り過ぎてしまった。 二又の交差点で停まったら左側に古墳の標識。 うへぇ、まとめて置かないでそれぞれの入口に設置してよ〜! まだ2ヶ所あるからと、気を取り直して進んだら、やはり標識がなくて通り過ぎちゃった…ガクッ。(T-T) 内陸になったら里山の風景が広がると思っていたら、一面の田んぼ。 それはそれでイイ景色。
14:20 君津駅 |
君津市に入る。 今日は木更津までの予定だったけど、山道や階段を上ったりして膝が痛くなってしまったのと、古墳を見損なってモチベーションが低くなってしまった。 まだ14時台だけど、太陽の光も弱々しいし、このまま進んでも気持ちが落ち込んでくる。
まだ30kmくらいしか走っていないけど、東京湾観音・富津岬を巡って充実しているので、切り上げることにする。 木更津は来さらずということで、またの機会に。(^_^; もう1ヶ所寄りたい場所があったけど、それは機密…ということで?
君津駅でおしまい。(^o^; 電車に乗っていたら、ジワ〜っと膝っ小僧が痛くなっているので、やっぱり早目に切り上げてヨカッタ。
ところで、ヨハンソン(仮)のコロコロ君。 前回は取り付けが緩かったので、今回きつ〜く締めたら車軸がクルクル回ることはなくなって、移動が楽になった。 しかし、何故か?緩やかに左カーブしてしまう。 あ!コロコロ君の車軸は左が長く右が短いのに、左右逆に取り付けていた! ガ━(゚Д゚;)━ ン !!!
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