とらぞうのおかち日記「1歩2歩散歩」SPECIAL
 2001年夢中の旅 
東海道五十三次


Vol.22
〜藤枝宿→島田宿〜
8.6km

画像2002年 6月 1日(土)
藤枝は丸子・岡部よりさらに歴史が古い。 仁徳天皇の名前が出てくる飽波神社、宿場のはずれに志太郡衙跡など、鎌倉時代なんてまだ新しい(笑)。 宿場といえば広重が描いただけに、今も商店街が賑やか。

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12:45 オムハヤシ

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13:10 藤の若一王子神社

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13:20 大慶寺の久遠の松

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14:00 青木の松並木

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14:25 グリーンソフト

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14:55 南新屋の松並木

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15:05 古東海道蹟

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15:15 染飯茶屋蹟

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15:40 上青島一里塚跡

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17:05 897mの蓬莱橋

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17:20 対岸のガクアジサイ

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18:10 ポッカリと空き地

 洋食屋ブロンディ(本町1-1-2)茶屋は70歳前後のご主人が1人で切り盛りしていて、洋食といえばオムハヤシ(1,000円)なので(笑)注文したら、ビーフシチューがかかってた。 喜多さんはハヤシライス(850円)を注文。 入った時は空いていたのに、カウンター9席がすぐ満席で話かけられなかったけど、来店ノートに“とらぞう”の名で記帳してきました。 とらぞうのお薦め!

 13:10蓮花寺池公園入口の交差点をスタート。 右手の常夜灯の奥に若一王子神社。 社殿はシンプルだけど、バックの鬱蒼とした社叢が県指定天然記念物。 永保三年(1083源義家が後三年の役で奥州に向かう途中に「松に花 咲く藤枝の 若一王子 宮居ゆたかに 幾千代を経ん」と詠んだという。

 左手に大慶寺。 境内には建長五年(1253)比叡山・南都奈良での勉学修行を終えた日蓮が帰路の途中、藤枝に寄った際に植えたという久遠の松。 太い! こちらも県指定天然記念物。
 今日は沿道の所々に残っている松並木や、神社仏閣にタップリと松三昧なのに、享保十五年(1730)田中城主、土岐頼稔が植えたという正定本願の松を見過ごしてしまった。 ガーン!

 賑やかな商店街、上伝馬商店街の右手にはギフトショップ豊島屋に下本陣跡、洋品ニコニコや屋に上本陣跡、そして上伝馬交番に問屋場(下り)跡。 歩道にタイルが埋め込まれているだけで何か残っている訳ではないけど、商店街に元気があってウレシい。
 瀬戸川手前右に川会所跡、左に番所跡があるはずだけど見つからず、勝草橋が工事中のため迂回して仮橋を渡る。 瀬戸川は川会所があっただけに川幅が広い。 渡っている時にメモ代わりの「とらガイド」を風に飛ばされ河原に落としてしまい、河原に降りて拾ってる間10分休憩(おらは休憩してないけど…)。
 そんなこんなでうっかり対岸左手にあるはずの志太一里塚跡を見過ごしてしまった。 ガガーン!

 気を取り直して道の両側に点在する松並木を眺めながら、青木交.でR1を横断してJR藤枝駅へ寄り道。 周りは区画整理中で空き地&新築ラッシュ。 藤枝駅北交.を右折して、強飯をクチナシで染めた瀬戸の染飯を買うために、14:15喜久屋(駅前1-6-19)に寄る。 でも売り切れ。 ガガガーン! “教科書”に電話番号が載っているので予約しておけばよかった。
 ションボリと戻る途中、駅前商店街左手にホントの茶屋松田園(駅前2-7-26)茶屋がありグリーンソフトをやけ食い(笑)。 今日はサービスデーで180円が160円なのでラッキー! 10分休憩。

 約40分の寄り道で青木交.に戻る。 旧道の道幅がやけに広いので松並木の跡?と思ったらこの先に松並木が点々としている。 善左ェ門交.(名前がいいねぇ)を横断すると左手に田中藩領榜示石蹟。 K222と合流する左手に鏡池堂六地蔵
 県道になったせいか交通量が多くなった。 右手に古東海道蹟。 はす向かいに東海道追分。 案内板を読むと江戸時代よりはるか昔、源頼朝の時代まで遡るので歴史が古い。 昔は瀬戸川が近いので湿地が多く、山道歩きを余儀なくされた。

 右手の松並木を過ぎ、左カーブの左手に瀬戸の染飯版木の標柱。 奥に寛永十二年(1635)田中城主水野忠善によって築造された千貫堤の案内板。 まだまだ先と思っていたけど、大井川の影響を受けていると知ってビックリ。
 向かいの石野モータース屋脇に染飯茶屋蹟。 喜久屋で買った染飯をここで食べるはずだったんだけど、空しく10分休憩。 ふぅ。

 気を取り直して進むと左手に再び田中藩領榜示石蹟。 松並木もある。 東光寺川の瀬戸橋も架け替え工事中。 この先は田んぼの中に上青島の松並木。 気持ちが和む日本の心。 イイねぇ。 狭い歩道も松にジャマされ通れなくたって全然腹立たないよ(笑)。 松並木の中の左手に上青島一里塚跡

 一里山交.でR1と合流して、左側の歩道を歩く。 16:05道悦島歩道橋手前のセブン茶屋で20分休憩。 R1を渡り、右手の旧道に入ると歩道設置の工事中でホコリっぽい。 未工事部分との境に立って左右を見比べると雰囲気がずいぶん違っている。
 道悦島西交.でR1と合流。 栃山橋を渡り御仮屋交.を左に旧道。 左側に水路が流れイイ感じ。 R1と離れたら街並みが寂しくなると思ったら逆で、本通商店街に近づいてだんだんと賑やか。

 左手に道しるべのある島田信金両替屋と中村菓子舗屋の間にある路地を左折。 喜多さんお薦めの場所へと向かう。 JR第一相良街道踏切左手の郊外店アピタ屋を過ぎてK342を横断すると、正面に明治十二年(1879)完成の蓬莱
 こんな川幅の広い大井川によく橋を架けたものだと感心。 ギシギシと鳴る木造橋を対岸までの897mを往復。 風が強くて帽子を吹き飛ばされないように。 対岸は道祖神と台地に続く道があるだけ。 人気スポットらしく橋の上は夕方なのに往来が多い。

 約1時間5分の寄り道で旧道に戻り、右手に島田一里塚跡だと思いながら歩ってもそれらしきものがない! 過ぎてしまった? 今日は一里塚跡を2つも見過ごしてしまった。 ガガガガーン!
 しかも左手の刀匠島田顕彰碑如舟・芭蕉句碑も見ることができなかった。 刀匠碑は元々忘れちゃったんだけど、句碑があるはずの静岡両替屋自体が区画整理のため、ポッカリと空き地になっている。 ガガガガガーン! 一里塚・句碑を見損なって、空いた口もポッカリ…。 誰か(まとめて)おらの敵を取って! 「ガ」が5つ…。

 昔ながらの本通商店街に比べ、JR島田駅付近はオシャレなビル街に変わり、言われなければここが旧東海道だなんて分からない。 本通二丁目交.右手の島田信金両替屋の芭蕉句碑は健在。
 18:15この交差点で今日の旅は終わり。 駅周辺に銭湯はなく、駅舎右手の宗長庵趾を見学してから18:36静岡行で帰る。

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おまけ
所要時間(休憩除いた正味時間)5時間05分(約4時間15分)
今日1日の所要時間(休憩除いた正味時間)8時間15分(約6時間20分)
万歩計の歩数(今日1日の歩数)22,843歩(+9,562歩=32,405歩)
喜多さんの歩数(今日1日の歩数)21,762歩(+9,086歩=30,848歩)
経費(岡部宿〜島田宿分交通費含む)
往路:JR戸塚駅→静岡駅
往路:静鉄バス中部国道線静岡駅前→岡部北口
2,210円
540円
帰路:JR島田駅→戸塚駅2,970円
蓬莱橋通行料50円

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