とらぞうのおかち日記「1歩2歩散歩」SPECIAL
 2001年夢中の旅 
東海道五十三次


Vol.23
〜島田宿→金谷宿〜
3.9km

画像2002年 6月 8日(土)
川幅が約900mの大井川は難所の1つ。 大井川あっての島田宿は本陣が3軒もあって、かなり賑わってたんだろうね。 藤枝寄りに「元島田」って地名があるので、近年まで暴れ川にはなかなか近づけなかった?

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09:55 大善寺の時の鐘

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10:05 左に旧道で「河原」

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10:15 大井川川越遺跡

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10:20 タライじゃ渡船?

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10:30 旧道両側にせぎ跡

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11:05 金谷河原を右に旧道

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11:55 佐塚屋本陣跡

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12:05 金谷一里塚跡

 8:55島田駅着。 松尾芭蕉と交遊もあった、川庄屋の塚本如舟が建立した宗長庵趾の前で日焼け止めを塗ったり、トイレに行ったり、準備体操をして出かけようと思ったら、腹が痛くて再びトイレに行ったら清掃中だったり…ホントに出かけようとしたら、ベンチに忘れ物をしたので取りに戻ったり(汗)、旅の始めから苦難が始まる?
 駅を北進して、小饅頭で有名な元祖清水屋の前を通り、9:45本町二丁目交.を左折してスタート。

 島田宿は前回歩いた本通商店街が中心地。 駅は宿場の端っこなので、西に向かうとすぐに市街地が終わってしまう。 右手に日本三奇祭の1つ帯祭で有名な大井神社。 元禄八年(1695)に始まり、寅・巳・申・亥の3年毎の10月に開催される。 鳥居を撮っていたら左隣の結婚式場のPの警備員に話しかけられ、つい旧東海道歩きを自慢してしまった。
 並びに貞享二年(1685)創建の大善寺。 閻魔堂は旧道に面していて、お堂の中を覗くとコワい顔した閻魔様がいる。 境内の鐘が当時時の鐘だった。

 交差点を過ぎると格子戸のある古い民家が点在して、左手の東海パルプ屋工場付近は道は広いけど、旧道の面影を残してイイ感じ。 島田宿の道しるべを目印に左に旧道。 大井川川越遺跡に到着。 さすが天下の大井川だけに地名が何と!「河原」。
 川越遺跡は国指定史跡だけあって、格子戸の民家が整然と並んでいて、タイムスリップしてきたみたい。 屋号が掲げてあり、中に展示物が置いてあって見学できる。 “遺跡”だけど、人が住んでいる民家もあるので注意。 一番宿から十番宿まである川越人足用の宿や、リタイアした人足のための仲間の宿なんてあるのが面白い。 お陰参りみたいな超ラッシュ時には出番があったのかな?

 橋を渡ると右手に川会所。 敷地内に芭蕉句碑がある。 土手を過ぎると左手に朝顔の松公園があり、その奥の朝顔の松を見学。 案内板によると、今の松は?代目の松で、文化八年(1811)に作られた浄瑠璃「生写朝顔話」は人気があったそうだ。

 右手島田市博物館の庭を眺め大井川に出る。 「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と唄われるだけあって対岸が遙か向こうの広い川! 目の前の大井川川越広場には日本橋から京まで五十三次の宿場をたどれるように、石柱と石碑が並べてある。 蓮台もあるんだって! 気が付かなかった…。
 難所だった大井川も今はダムが28ヶ所もあるそうで、ヒョッとしたら!と思ったけど、北側に架かっている大井川橋を渡る。 歩くなら水量の少なさを考えて安倍川の方が現実的?

 駿河国を後にして、大井川を越えるといよいよ遠江国。 岸に着いたら東町交.を左折して、土手を右折する旧道を探すと「旧東海道」の看板。 金谷側も地名が「金谷河原」で、当時の道幅でちょっと忘れ去られた感じがイイ。 今年3月竣工でピカピカの八軒屋橋の手前左手に蕪村句碑。 おばあさんたちが井戸端会議をしている。
 大鉄の踏切を越えると左手に新金谷駅。 駅付近の宅円庵に、遠州鈴ヶ森で処刑された日本左衛門の墓があるけどパス。 歩いている時は駅前に川越し資料館があるとは知らなかった。 大代橋を渡ると大代川は枯れ川で水がない!けど、この付近の家並みの雰囲気がイイ。 交差点右手のヤオハン屋で20分休憩。

 ここから街並みがだんだん賑やかになってくると同時に緩やかな上り坂。 右手の佐塚書店屋が佐塚屋本陣跡。 並びの地域交流センターが柏屋本陣跡。 場所は分からないけど山田屋本陣ってのもあり、街の雰囲気・規模からいって本陣が3軒もあるのが意外だけど、島田宿同様大井川の川留めで賑わっていたんだろうね。

 宿場中心部はすっかり坂で、左手JRのガードが見えると丁字路に金谷一里塚跡。 旧道は左折して進むけど、12:05島田宿の旅はここで終点。 JR・大鉄金谷駅を見学してから、一里塚跡のはす向かいにある富士見屋茶屋で昼食。

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おまけ
所要時間(休憩除いた正味時間)2時間20分(約2時間00分)
万歩計の歩数9,240歩
喜多さんの歩数9,130歩

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