2003年 7月20日(日) 昔淡水湖だった浜名湖は明応七年(1498)の地震と津波で「今切(いまぎれ)」ができ、海とつながった。 渡しの航路は波よけの杭がビッシリ並んで運河のようだったらしく、広重の版画にも描かれている。 山は?
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15:10 宿の入口見付石垣
| 象嶋(または柴江)・廻沢・舞沢・前沢・前坂・舞坂と続いた地名が明治二十二年(1889)「舞阪」になった舞坂宿。 小さい宿場だけど浜松からの距離が長かったせいか、見どころがギュッと濃縮されている感じ。 遠州七不思議の1つという波小僧像を15:05スタート。 舞阪新町交.を渡ると旧道の両側に町指定文化財見付石垣。 左手の砂地に舞坂一里塚跡&常夜灯のセット。 袋井宿付近から増え始め、浜松宿・舞坂宿間に数多くあった屋形常夜灯だけど、舞坂宿に着いたら常夜灯が裸のままでコーフンしちゃう。 向かいも“跡”だけどキレイな公園になっている。 左手の宝珠院入口に文化十年(1813)製のヌードな仲町常夜灯。
右手のPに立派な石柱がある宮崎伝左衛門本陣跡。 並びが相本陣の源馬徳右衛門本陣跡。 向かいは茗荷屋脇本陣。 天保九年(1838)の建物を復元して、「舞坂宿脇本陣」として一般開放されているので20分ほど見学。
左手に再び文化十年(1813)製のヌードな西町常夜灯。 正面にはさった峠以来の海で、旅人が一番多く利用したという船着き場の本雁木跡。 ホントは「がんぎ」だけど舞坂宿では「がんげ」と読むそうだ。 左手には遺構は残ってないけど庶民・渡荷用の南雁木跡。 昼食に寄る予定だったうなぎ店つるや茶屋もある。
ここで船渡しをしてくれる西山貸船店(舞阪2729-12弁天島)屋に電話。 JR弁天島駅から一番近い貸船店なので予約したんだけど、舞阪町の「遊び」にも一覧が載っている。 店まで歩く予定だったけど、ありがたいことに迎えに来てくれるというので、このまま15分休憩。 昨年夏に予約を一度キャンセルしていたので1年越しの今切の渡し。 夏でヨカッタ。 新居側に着くと舟は減速して東門橋から水路に入る。 波が立たないように関門橋・月見橋・州崎橋をゆっくりと進み、ボートとボートの隙間に接岸。 当時2時間の渡しをアッという間の20分。 料金の5,000円は少人数だとキツいけど、実は今日の旅は喜多さんが3人(笑)で、もはや弥次喜多道中ではなく計4人の水戸黄門の旅なので割り勘でお得。 5人乗りは6,000円だそうです。
浜名橋で舟を降り、堤防をよじ登る(梯子あり)とR301。 右手の国指定特別史跡新居関所にギリギリセーフでラストオーダーの16:30(見学は17:00まで)。 人形が並んでいる面番所と史料館をジェット噴射で巡る。 そういえば箱根関所の時も“巻”だった。
新居町にはありがたいことに、関所の向かいの住宅街に銭湯があるので一風呂浴びる。 17:15下町の風情が残る細い路地を曲がるとみどり湯(新居1127中田/17:00-22:00/水曜定休)。 番台の女将さんに「島田・磐田には銭湯がなかった」と話したら、「豊橋までないのよ〜」と誇らしげだった。 せっかくサッパリしたのにまた汗でベットリになりながらJR新居町駅へと向かう。 18:43浜松行で帰る。 何故か横浜行がなくなってガッカリだけど、最近知った「青春18きっぷ」を使ったのでお得。 でも帰宅時間が日がトップリと暮れた11時半でグッタリ。 すぐ床にバッタリ。 |
おまけ | |
所要時間(休憩除いた正味時間) | 2時間00分(約1時間45分) |
今日1日の所要時間(休憩除いた正味時間) | 6時間35分(約5時間10分) |
万歩計の歩数(今日1日の歩数) | 3,902歩(+17,221歩=21,123歩) |
喜多さんの歩数(今日1日の歩数) | 2,901歩(+16,553歩=19,454歩) |
経費(浜松宿〜新居宿分交通費含む) | |
往路:JR戸塚駅→浜松駅「青春18きっぷ」 (JR戸塚駅→浜松駅普通運賃) | 2,300円 (3,890円) |
渡船:西山貸船店(割り勘) | 1,250円 |
帰路:JR新居町駅→戸塚駅「青春18きっぷ」 (JR新居町駅→戸塚駅普通運賃) | 途中下車につき0円 (4,310円) |
新居関所・史料館普通入館料 | 300円 |
みどり湯入浴料 | 300円 |
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