とらぞうのおかち日記「1歩2歩散歩」SPECIAL
 2001年苦痛の旅 
東海道五十三次


Vol.47
〜関宿→坂下宿〜
6.5km

画像2004年 9月11日(土)
江戸時代以前の関宿は関地蔵院の門前町として発達。 交通の要所なのでずいぶん賑わっていたそうだ。
東追分と西追分との約1.8kmの間、格子戸の民家が建ち並ぶ光景は圧巻。 宿場丸ごと観光地。

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あれ?写真は… ガーン!
 R25「名阪国道」亀山大橋高架下で20分休憩。 10:50スタートして大岡寺畷を進む。 東名阪自動車道と伊勢自動車道を結ぶ、亀山直結線の工事現場を過ぎると、さっきまで中央線のある車道+歩道だった旧道は、コンクリート舗装の“土手”に変わる。
 左手は鈴鹿川で右手は田んぼ。 車は多いけど、この風景は当時とあまり変わらないん…あれ?写真は…ない! ガーン!
旧東海道 帰宅後のトホホ
 パソコンの調子が悪いので再インストールしようと、ファイルや写真などのデータをCD-Rに待避したものの、パソコンの調子は相当悪かったようで、関宿の写真が消えている!
 何故か?関宿だけ全59枚中前半の31枚がエラーで消えて、28枚になってしまった…。 結局パソコンは買い替え。 亀山宿の作成中に気がついて、ただただ呆然…。
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写真がない!(T_T)

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写真がない!(ToT)

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写真がない!(T◇T)・゚゚・

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13:15 今に残る旅籠玉屋

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13:50 オープンな関地蔵院

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14:15 こんにちは大和街道

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14:40 市瀬集落の常夜灯

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15:00 これも陸橋のおかげ

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15:05 坂下一ノ瀬一里塚跡

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15:15 沓掛の集落

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15:55 大竹屋本陣跡

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16:10 薄暗い岩屋観音

 JR小野踏切を渡って小野川東詰交.からR1の右側を歩くと、右手に上り坂の旧道。 「関宿」の看板とその右側にP。 向かいは若い松なので目立たないけど小万のもたれ松。 坂道を上ると、朝間違えて立ち寄った、県指定史跡の東の追分。 追分の写真も、追分に建つ伊勢神宮一の鳥居の写真もない!(T_T)
 鳥居の奥には目立たないけど一里塚跡の石柱がある。 急坂を下る道が伊勢別街道なんだけど、車がガンガン上ってくるので撮影が大変…だったのに写真がない!(ToT)
 ここからカラー舗装のり関宿。 昭和五十九年(1984)国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されただけに、電柱もなく格子戸の民家がダーッ!と並んでいる。 古い民家が残っているのか?作り込んだのか?分からないけど、蒲原宿や間の宿・有松のようなデカい案内板がないので、築年数がよく分からない。 やっぱり車が多いので撮影が大変…だったのに写真がない!(T◇T)・゚゚・。
 11:25左手のいっぷく亭でトイレ休憩10分。 パンフをGETしたので見ながら歩くと、左手に馬繋ぎばったり床几がある浅原家。 右手には大名行列の送迎をしたという御馳走場
 11:50昼なので山石茶屋で日替わりランチ(780円)を注文。 日替わりなのに40分待っても出てこないので、「いつもこんなに時間がかかるの?」と尋ねると、「忙しい時に時間がかかるのはいつものこと」と、米を炊き忘れたのに威張っている。 熱過ぎるご飯に対して料理は冷めているし、接客レベルも低くてお薦めできません。

 気を取り直して12:50スタート。 左手に関町まちなみ資料館。 ジオラマがある。 はす向かいに鶴屋脇本陣川北本陣、左手に伊藤本陣と並び、ここが宿の中心地。
 右手の玉屋はデカい大旅籠で、町指定文化財の関宿旅籠玉屋歴史資料館となっている。 中に入ると「東海道一人旅」BBSで知り合ったKAZU弥次さんの書き込みを発見! ありがたいことです。

 向かいには寛永年間(1624〜29)の創業で、関の戸で有名な深川。 右手の郵便局に高札場。 郵便局の敷地は天正二十年(1592徳川家康が休息したという御茶屋御殿跡
 そして左手が関地蔵院。 天平十三年(741行基によって開創されたと伝えられ、本堂・鐘楼・愛染堂の3棟が国指定重要文化財。 イメージと違い、オープン・スペースなのでビックリ。 向かい側は店が並んで賑やかなんだけど、地蔵院を過ぎると観光客が激減。

 緩やかな下り坂となり、家並みがだんだん少なくなってくる。 家並みが途切れ、左手に県指定史跡の西の追分。 カラー舗装もここで終わり。 追分で別れる大和街道はその先の新所町交.まで無理矢理付け替えられて、旧道は廃道状態。 上野出身の松尾芭蕉もこの道を通ったんだと、追分横の東屋で10分休憩。
 ここからは本によって「右に旧道」、又は「R1に合流」とあるけど、やっぱり右に旧道でしょ。 家もなくて寂しー!と思ったら、直角に右に折れて、車道と合流…あれ?R1に戻れない! ガクッ。 新所町交.から素直にR1を歩いた方がイイね。

 ドライブインを横切ってPET飲料を買い、R1右側の歩道を歩く。 関宿内では気がつかなかったけど、もう山深い。 右手のPに置かれているデカいころび石を横目に右に旧道。 市瀬橋を渡ると市瀬の集落。 集落のはずれで稲刈りが終わった田んぼをバックに常夜灯。 信号のない横断歩道でR1を渡ると西願寺の前に常夜灯。 再びR1に合流して左側を歩く。

 庄野宿でいただいたガイド本には、左に旧道があることになっているので進んでみると、民家が1軒だけあって犬に吠えられた。 R1の左側には歩道がないので、右側に移動。 よい子は真似しないで! 山間を切り刻んで流れる鈴鹿川を眺めながら歩く。
 筆捨山石柱を右に旧道。 R1に合流するとまた右に旧道だけど、民家の庭で途切れている。 土木工事の恩恵で平坦な陸橋を歩いているけど、本来は険しい道で、難所だった面影を垣間見る。

 R1に戻り左にカーブすると、左手の草むらに坂下一ノ瀬一里塚跡。 車が途切れるのを待って、R1を渡って写真を撮る。 信号がないので戻るのも大変。 よい子は真似しないで! しかし、一里塚跡の並びに民家が1軒だけあるのでちょっとビックリ。

 東海道の案内板があり、右折してR1から離れると沓掛の集落。 格子戸の民家が寄り添って建っているので、宿場みたいな雰囲気でイイ感じ。 道は緩やかに、そして急激にどんどん上る。 田んぼがちょうど稲刈り中で、やっと初秋の風景に出会えた。
 鈴鹿馬子唄会館で10分休憩。 R1から離れているため車の音が聞こえないので、すずかだ。 …。 会館右手が東海道で、何故か?五十三次のポールが並んでいる…。

 旧道を上って下ると中央線のある車道に合流して、杉林の中を歩く。 河原谷橋を過ぎるとまた上り坂で、いよいよ坂下宿。 道路を広げているので古い民家はなく、住宅が新しい。 手前の沓掛が宿場みたいな佇まいだったのに、対照的な家並み。
 民家は右側に並んでいて、左手のバス停に松本本陣跡、並びの茶畑に大竹屋本陣跡、中の橋手前に梅屋本陣跡。 右手に法安寺小竹屋脇本陣跡。 これだけ施設が並んでいると、当時は賑やかだったと思うけど、今は昔…今の風景からは想像できない。

 土地が狭いためか?田んぼの代わりに茶畑が続く。 でもちょっと荒れていて、廃屋があったりするので寂しい感じ。 左手に旧道の蛇行跡。 右手にお地蔵さま。 あ〜あ、まだ関宿の巻なのに坂下宿が終わってしまった(よくあることだけど…)。
 R1に合流すると右手に岩屋観音。 戸が閉まっているので開けてお参りしてみたけど、薄暗くて写真がピンボケ…。

 R1の側道を歩く。 昔は山の面に沿っていたんだろうけど、今はR1のお陰で道は真っ直ぐ。 開削された崖を見ながら上り下りを繰り返すと、旧道は右にカーブ。 片山神社の石柱が目印。
 16:20本日の旅はここが終点。 今夜お世話になる旅籠は、このままR1を2〜3分進んだ場所にある鈴鹿峠屋。 高原学園みたいな雰囲気がイイけど、やっぱり風呂上がりのビールでしょ。

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おまけ
所要時間(休憩除いた正味時間)5時間30分(約4時間)
今日1日の所要時間(休憩除いた正味時間)9時間15分(約7時間)
万歩計の歩数(今日1日の歩数)15,497歩(+15,106歩=30,603歩)
喜多さんの歩数(今日1日の歩数)14,200歩(+13,512歩=27,712歩)
経費
関宿まちなみ資料館・
関宿旅籠玉屋歴史資料館共通入館料
300円

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