2004年 4月 4日(日) |
08:25 式内社憶感神社
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一泊お世話になった旅籠、オーシャン名古屋(中村区則武1-11-9/052-451-1953)はコッペパン&ゆで卵の朝食付き。 目が覚めると昨日と一転して雨…。 出発の金曜になって夕刊の天気予報が雨だった。 それはないよー! 名鉄バスセンターからバスで東神守。 8:20神守町下町交.を出発。
神守宿の入口で大きく枡形になっている。 万場宿と佐屋宿の間が長すぎるため、正保四年(1647)神守宿が設置された。 突き当たりが本陣跡で神守の宿場跡。 右手に六角形の屋根が立派な地蔵堂と、舞殿・衝立のある式内社憶感神社。
8:55日光橋を渡ると日光大橋跡。 古川交.を過ぎると古川の家並み。 県道が右カーブすると左の旧道を進み、埋田町交.古川歩道橋で旧道が消滅するので、県道で迂回して次の路地を左折。 県道と平行している1本目の路地が旧道。
9:30追分を左折しないで津島神社に寄り道。 名鉄尾西線高架橋をくぐり突き当たりを右折。 4車線に広がったK68を進むと行き止まりで、格子戸のある民家や蔵が並ぶ。 将来はこの風景を壊してK68が延びるんだね。 目に焼き付けておかないと。
津島神社の鳥居に出る。 雨でも参拝客が多い。 天正十九年(1591)豊臣秀吉が寄進したという楼門は国指定重要文化財で、慶長十年(1605)に建立された本殿も重文。 佐屋路を歩いてみるまで津島神社なんて知らなかったけど、立派な建築物や周辺の家並みを見ると、往時はかなり繁栄していたんだね。
10:55埋田の追分から南北に延びる車道を進む。 追分を過ぎてすぐにあった下街道の一里塚跡を見過ごしてしまったけど、佐屋路にも追分直後に一里塚があった。 起点が日本橋なので、それぞれの場所で残っていれば、近くなので名所になったのにね。 11:35茶屋を出ると右に旧道。 西愛宕町交.に出るとまた旧道は消滅して、K105右手2本目の路地で旧道復活。 歩道代わりの暗渠を南下すると突き当たりで旧道消滅。 右折して田んぼの中の一本道。 名鉄尾西線踏切を越えて内佐屋交.を左折するとさっきの巡見街道で、左手にポツンと佐屋街道址碑。 旧道を求めて歩く求道の旅で佐屋路復活。 …。
集落手前で歩道がなくなると、右手浄法寺の鐘楼が道路に飛び出している。 須依交.を右折すると佐屋宿。 本陣2軒・旅籠31軒とあるので東海道興津宿・石部宿と同じ位の規模だった。
旧道に戻ると右手にクリーニング川村屋。 「高級西洋洗濯クリーニング」ってな看板がイイ感じ。 佐屋路では「本陣跡」の案内板が少ないので、決めた!ここがおらの心の佐屋宿本陣跡。
12:40佐屋交.左手の広場に三里之渡趾碑。 ここが佐屋路の終点で、旅人は渡しで桑名に向かった。 慶長二十年(1615)徳川家康が大坂夏の陣の際に佐屋湊から船出したそうだ。 「絶対船はイヤ!」という旅人は美濃路経由で中山道を歩くことになる。 12:50佐屋路は終わってしまったけど、「さ、野次行くぞ!」と言い聞かせて「三里の渡し」部分を出発。 …。 西へ進んで、今は無き佐屋川の代わり、海部幹線水路を右手に南下する。 左手が一面の田んぼ、右手が水路&遠くに山脈と、あまり風景が変わらない。 飽きたので左折すると突き当たりの交差点でK458。 13:25丁字路交差点を左折して寄り道。 名鉄五ノ三駅を横目に、しばらくすると右手に服部家住宅。 17世紀に建てられた鳥居建形式住宅なんだそうで国指定重要文化財。
次の目的地が見つからない! 30分近くウロウロして付近の工場で尋ねても分からないので、あきらめて戻ろうと思ったら地元のおじさんが! 通り道というのでありがたく付いて行く。 服部家手前の路地を左に入ると、集落の中に町指定史跡柴ヶ森。 なるほど源氏ゆかりの地なので八幡神社なんだ。 ふぅ。
14:45イオンタウン屋で昼食。 今日はパン続きだし地名が鯏浦なので、廻転寿司アトムボーイ茶屋に入る。 30分の休憩で7皿。 喜多さんは11皿で食欲旺盛。 でもネタにウグイはなかった…。 又木交.を過ぎて右手の蓮正寺に寄り道と思ったら、道に迷う。 戻り道でおばあさんに道を尋ねたら、又木交.を右折して1本目の路地を左折すればすぐだった。 ガクッ。 長島城山門は明治九年(1876)長島城の大手門を移築したもので町指定文化財。 R1沿いの風景が田んぼとなり、農家が丸石を積み上げた石垣の上に建っている。 大河に挟まれ洪水が多いための生活の知恵。 生け贄だけでは生活できないもんね。 16:10右手に又木茶屋。 長島町の無料休憩所で3年前に建てられた。 15分休憩。
長良川では伊勢大橋の海側を歩けたけど、歩道が鉄板なので滑りやすい。 左手に長良川河口堰。 何と!橋の中程に中堤入口交.があり、中州の北側にK106が延びるているので面白い。
17:10六華苑の手前右手の殿屋(太一丸22-4)茶屋に単三電池が置いてあるのでラッキー!だけど、メルヘンチックな建物が見える国指定重要文化財&名勝の六華苑自体は、17時を過ぎて閉まっているのでアンラッキー! う〜ん、よくあるパターン。
右カーブの角に七里の渡し碑。 17:25カーブを曲がって左折すると県指定史跡の七里の渡し跡。 堤防が邪魔で海は見えないし、思っていたより狭くて伊勢神宮一の鳥居が窮屈そう。 堤防を歩いている時に城の一部と思っていた建物は水門統合管理所で、桑名城の51ある隅櫓の1つ蟠龍櫓を復元したもの。
船津屋の並びにある七里のわたしゆ(船馬町26/平日15:00・日10:00-23:30/火曜定休)で一風呂浴びるともう薄暗い。 |
おまけ | |
所要時間(休憩除いた正味時間) | 9時間05分(約7時間25分) |
万歩計の歩数 | 40,496歩 |
喜多さんの歩数 | 38,467歩 |
経費 | |
行路:名鉄バス名鉄バスセンター→東神守 | 440円 |
帰路:JR関西本線桑名駅→JR東海道本線戸塚駅 帰路:新幹線自由席特急券名古屋駅→小田原駅 |
6,090円 3,250円 |
オーシャン名古屋ネット予約宿泊料(ツイン割り勘) | 4,000円 |
七里のわたしゆ入浴料 | 300円 |
参考図書&LINK | |
『佐屋路 歴史散歩』日下英之 | |
姫街道を歩く(http://www.tees.ne.jp/~himeroad/) |
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