2002年 3月 3日(日) 江尻宿から府中宿に向かうと上り坂で、振り向いたら広重の風景が見えると思っていたのに、違うじゃん。 今まで街道筋の風景だったのに…。 そういえば辻町商店会に鯨の肉を干してる店があった。
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11:25 江尻宿木戸跡
| 少しブラブラした後11:15稚児橋よりスタート。 2つ目の交差点を右折するとひたすら真っ直ぐな旧道が続く。 右手に江尻宿木戸跡の石柱。 小っちゃいので見過ごしそう。
左手に元禄八年(1695)創業の追分羊かん(追分2-13-21)。 店の左側に追分道標。 商品名がそのまま店名になっていて、羊羹(700円)なら荷物にならないのでお土産にする。 店内に「ちびまる子ちゃん」を生んだご近所さん、さくらももこの色紙がある。 踏切を過ぎると当時は結構山道だったと思われる道筋で、ジャスコ屋手前左手に安永七年(1778)に建立された久能寺(現鉄舟寺)観音道道標。 旧道が左にカーブすると左手に上原延命子安地蔵尊。 案内板には、永禄十一年(1568)武田信玄が今川氏真攻めの時に本陣を置いたとある。
有度で片側2車線もあるK407と合流すると随分賑やか。 右側を歩くとタヌキとツーショットの草薙一里塚跡。 この付近は「一里山」って地名で、よっぽど一里塚が目立ってたのね。 ガイド本に載ってる茶屋で昼を食べるため、角を曲がらず真っ直ぐ進む。 右カーブの上り坂の先、12:50信号の角にお目当ての河童土器屋(谷田17-2)茶屋。 流行りの茶屋らしく満席で、海鮮丼(900円)を注文。 40分の休憩後旧道に戻る。
しばらく静かな中之郷。 東名高速道路の高架を見ながら旧道は下り坂。 用水路にフタをして幅を広げたような道を進むと突き当たり。 『膝栗毛』によると、この付近は小吉田の立場で楊弓場があった。 右折して交差点を横断すると、さらに左折する複雑なルートで、開発のために昔の道筋が残っていない。
地上に出て線路沿いに西へ進むと右手に旧道。 後久橋を渡ると右手に古庄の道しるべ。 今まで静岡県製の「夢舞台」道しるべのことをあまり気にしていなかったけど、今回のルートは旧道が分断されて迷子にならないかと心配だったのでありがたい。
右手の静鉄長沼駅を過ぎると線路沿いの単調な道が続く。 R1の交差点を横切って進むと再びJR線路で途切れてしまう。 空しくR1の左側を歩き、JR資材センターを横目に見ながら柚木交.歩道橋を渡って左折。 JR柚木架道橋をくぐって階段を上ると黄金橋。 旧東海道に戻れた。 右手に曲金の道しるべ。
静鉄新静岡駅付近になると人通りが多くなる。 人混みと渋滞する車の間をキョロキョロしていると右手に本陣・脇本陣跡の石柱や、左手に府中宿の道しるべ。 人・車がなかなか途切れないので写真が撮れない。 さすが人口50万の県庁所在地だけあって都会で、朝出発したJR興津駅界隈とのギャップがスゴい。
15:45JR静岡駅に近い江川町交.で今日の旅は終わり。 乗り換えなしで帰れる17:31横浜行まで時間があるので、天正十三年(1585)徳川家康によって築城された駿府城跡・駿府公園を散策。 桜の木が多いので春には花見ができてイイね。 広いし。 清水市は大正時代の合併で「江尻」宿から港名の「清水」市になった。 来年静岡市と合併して新「静岡」市。 いずれ政令都市で区名ができるけど、くれぐれも「港」区なんて地名にならないでね。 静岡市中心部の旧府中宿も「中央」区なんてならないでね。 |
おまけ | |
所要時間(休憩除いた正味時間) | 4時間30分(約3時間35分) |
今日1日の所要時間(休憩除いた正味時間) | 7時間10分(約6時間00分) |
万歩計の歩数(今日1日の歩数) | 17,473歩(+10,104歩=27,577歩) |
喜多さんの歩数(今日1日の歩数) | 17,564歩(+ 9,491歩=27,055歩) |
経費(興津宿〜府中宿分交通費含む) | |
往路:JR戸塚駅→興津駅 | 2,210円 |
帰路:JR静岡駅→戸塚駅 | 2,210円 |
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