2002年 5月 3日(金) 立ち寄った茶屋で夫婦ゲンカに巻き込まれ、弥次喜多はとろろ汁を食べ損なったけど、サービス精神旺盛の広重の版画の中で、やっと食べることができた。 おらたちも仇を取ってやったけど、もう腹一杯…ゲップ。
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12:20 丁子屋のとろろ汁
| 慶長元年(1596)創業の丁子屋(丸子7-10-10)店内は見かけよりも広い。 入口付近は資料館で十返舎一九木像や当時の旅人の持ち物などを展示。 奥には棟続きの部屋が数室あるけど昼時なので満席。 「丸子」を注文。 とろろで1,380円は高い気がするけど、白味噌仕立てで美味い。 しかも量が多くて腹が苦ひぃ…。
丁子屋の前を横切ると右手に馬頭観音。 そのまま山へと向かうと永正元年(1504)宗長が庵を結んだ柴屋軒(現柴屋寺)がある。 国指定史跡&名勝。
二軒屋交.でR1と合流。 右折して寄り道するのに地下道をくぐって二軒屋橋を渡ると庚申塔。 新旧仲良く並んでる。 茶畑を眺めながら進むと、源頼朝の創建という誓願寺。 R1に戻り左側の歩道を歩く。 さらに左側の旧道を進むと、左手に日本の紅茶発祥の地丸子紅茶の看板。 明治政府に製茶技術習得のために派遣された多田元吉が、明治十年(1877)インドから原木を持ち帰ったのが始まりで、さすがお茶処静岡県。 初めて知ってビックリ、紅茶なのでビックリ。
のんびり田舎道と思ったのに、R1は片側2車線で交通量も多く車の音がウルサい。 旧道の道筋はズタズタだけど右手に太い松が1本ポツンとあり、ここが旧東海道なんだと示してくれる。
宇津ノ谷逆川歩道橋でR1の左側に渡り、14:15道の駅・宇津ノ谷峠茶屋で10分休憩。 車でドライブの時は便利なのでよく道の駅を利用するけど、徒歩の旅で利用するとはね。 でも宇津ノ谷峠には立場があったそうなのでグッド・ロケーション。 左にレンガ風石畳の旧道。 ここから宇津ノ谷集落なんだけど、古い家並みとミスマッチ。 だんだん観光地化してきて小綺麗になっていくのでしょうか? 右手に天正十八年(1590)豊臣秀吉が小田原北条氏討伐の際に立ち寄ったお羽織屋。 大軍を通すのに蔦の細道だけでは不十分なため、旧東海道となる宇津ノ谷峠を開削したそうなので、さすが一夜城を築いた男。
そうはいっても東海道とは思えないつづら折りの登山道で、箱根・さった峠を体験しているけどキツい。 左手に馬頭観音。 かなり登って視界が広がると、宇津ノ谷集落が一望できる。 この先「崖崩れで迂回」する旨の案内板があり、江戸時代の石垣の下を歩く。
坂の下で蔦の細道と合流して、少し下ると右手に羅径記の碑が置いてある坂下地蔵堂。 石段に座って10分休憩。
真っ直ぐな道の左手に岡部宿入口の案内板。 右手の十石坂観音堂は丘陵の中腹にあるので、旧道ってホントは蛇行してたんじゃないの? 少し進むと枡形跡。 でももう面影がない。 右手に手書きで西行ゆかりの笠懸松の案内。 畑の中に壁のような竹山があり、登り口に「ご自由に」と杖が数本置いてある。 竹山というより竹畑と言っていいほどタケノコを掘った跡があり、名産だけのことはある。 頂上には松と、西行に破門された弟子の西住句碑。 息が苦しくて目の前は星が飛んで(☆o☆)よく見えない。 坂道は下りの方がキツいというけどその通りで膝がガクガク。 竹山をパスした喜多さんは元気にサクサク歩く。 ちょっと待ってくれぇ!
旧道に戻り三星寺、西行座像がある専称寺を眺めてK208に合流。 左手の大旅籠柏屋は天保七年(1836)に建てられた元旅籠で国の有形文化財! デカくて幟がたくさん立っているのでかなり目立つ。 逆に岡部交.左手の内野本陣跡はひっそり。
突き当たりを右折するとK208。 16:30今日の旅はここが終点で、岡部町代官所を撮っていたらバスが来たので走って飛び乗る。 6時間半かけて歩いた道のりが、バスだと30分という自虐的な帰り道。 JR静岡駅から17:31横浜行で帰路に着く。 |
おまけ | |
所要時間(休憩除いた正味時間) | 4時間20分(約3時間45分) |
今日1日の所要時間(休憩除いた正味時間) | 6時間40分(約5時間50分) |
万歩計の歩数(今日1日の歩数) | 17,052歩(+10,383歩=27,435歩) |
喜多さんの歩数(今日1日の歩数) | 15,249歩(+10,332歩=25,581歩) |
経費(府中宿〜岡部宿分交通費含む) | |
往路:JR戸塚駅→静岡駅 | 2,210円 |
帰路:静鉄バス中部国道線岡部役場前→伝馬町 帰路:JR静岡駅→戸塚駅 | 600円 2,210円 |
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