2004年 6月 6日(日) |
11:40 しっとりと庄野宿
| やっと雨が止む。 広重の庄野宿はタイトルが『白雨』なのでちょうどヨカッタかも? しかし周りが濡れているので座る場所がなく、立って休憩…休んだ気がしない。 11:40庄野宿石標を出発。
左手に市指定文化財の庄野宿資料館。 油問屋を営んでいたという小林家住宅を改装して平成十年(1998)から開放している。 展示してある高札は近くで見るとかなりデカい。 文字が浮き上がっているので彫ってあるのかと思って「スゴい技術」だと唸っていたら、ニカワで書いてあるので浮き上がっているんだって。
右手の倉田家に問屋場跡、集会所に本陣跡&高札場跡、美濃部家に脇本陣跡、郷会所跡など案内板が充実している。 宿場をはずれて通るR1は4車線と広いおかげで、宿場が抜け道にならずにひっそりと残っているんだね。
汲川原交.でR1を横断。 左側に渡ると旧道が一部廃道になっている。 田んぼの中に汲川原の集落。 宿場らしい格子戸のある家並みから、農家の瓦屋根が目立つ家並みの対比が面白い。
左手に2社目の川俣神社。 本殿が旧道に背中を向けて、そっぽを向いている。 鳥居右側には、平成十三年(2001)に建立された中冨田一里塚跡&領界石がセットで並んでいる。 案内板によると、一里塚&「従是西亀山領」と彫られている領界石はもう少し庄野宿寄りにあったとある。
緑の中に黄金色の稲穂。 麦だ! 普段麦酒を愛飲しているのに麦の穂を生で見るのは初めて。 緑と黄のコントラストがキレイ。 西冨田の集落は小っちゃい道標が点在している。
和泉橋を渡ると左手に2本桜。 向かいの公民館に和泉橋親柱。 13:10並びにうお徳(和泉町12-1)茶屋。 昼食だ!ラッキー! 今日は食べる場所がないと思って非常食のパンを買っておいたけど、思いがけず「手打街道そば」(750円)が食べられた\(^o^)/。
13:55スタートすると緩やかな上り坂で、高台から遠くの田んぼが見える。 和泉の集落も小っちゃい道標が点在している。 やはり気になるのは“跡”右側にある和泉橋親柱! 旧和泉橋の親柱3本をそれぞれ3ヶ所で発見しているので、最後の1本がどこにあるのか気になる。 後日調べたら、「旧東海道夫婦旅」のサイト内に「西冨田一里塚跡の台座」とある。 全然気がつかなかったのでビックリ。 親柱4本の場所が分かってスッキリ。
坂を下って車道と合流。 松並木の代わりのガクアジサイを横目に、関西本線海善寺踏切を渡ると亀山市。 “本線”というのに単線なのでビックリ。 2車線の道が急に旧道の幅となり、右手に屋根の壊れた地蔵堂。 道幅が元に戻ると左手に井田川駅。
関西本線が単線でビックリしたばかりだけど、井田川駅も無人駅なのでビックリ! 電車も昼間は1時間に1本で、14:55まで電車がない。 先に進んで亀山駅まで行っておけばヨカッタと思いながらも、最初の予定より遠くまで歩けたので良しとする。 今回は初日の名古屋駅から電車の時間待ちが多い旅だった。 |
おまけ | |
所要時間(休憩除いた正味時間) | 2時間35分(約1時間55分) |
今日1日の所要時間(休憩除いた正味時間) | 6時間 5分(約4時間35分) |
万歩計の歩数(今日1日の歩数) | 7,729歩(+14,291歩=22,020歩) |
喜多さんの歩数(今日1日の歩数) | 7,775歩(+13,394歩=21,169歩) |
経費(桑名宿〜庄野宿分交通費含む) | |
往路:JR戸塚駅→横浜駅 往路:京急バス横浜駅東口→名古屋駅前 往路:JR関西本線名古屋駅→桑名駅 | 210円 5,750円 330円 |
帰路:JR関西本線井田川駅→JR戸塚駅 帰路:新幹線自由席特急券名古屋駅→小田原駅 | 6,300円 3,250円 |
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