2004年 2月29日(日) |
07:50 本陣・脇本陣の石像
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今回一泊お世話になった旅籠は平成十三年(2001)開業の岡崎サンホテル(伝馬通2-22/0564-65-6000)。 朝はパン&コーヒー付きでお得。 旧東海道沿いなのがGOOD。 今日は128年に一度という日曜日の2月29日なのに雨…出かける前は「一時雨」50%だったのに、7:45雨100%の中を出発。 ホテルの前に「旅籠屋」の石像。 よく見ると一定間隔に「一里塚」「あわ雪茶屋」「矢作橋」…と並ぶ。 後日調べたら伝馬通石彫プロムナードで、通りの両側に10基ずつ計20基設置されている。 ホテル前の「旅籠屋」から始まり、最後の「本陣・脇本陣」が映画館、岡崎グランド劇場前の西本陣跡なので、上手い。
左折して横断歩道を渡ると道標。 十字路を右折するとヒビだらけの道標がポツン。 「東京みち 京いせ道 きらみち」と彫ってある。 広い通りを右折すると植え込みの中に籠田惣門跡。 籠田公園を抜けて道標を左折。 左手に岡崎東海道27曲り案内。
ビル街を抜けると右手に格子戸のある民家が並び、宿場の面影が残る材木町。 この先には魚町・板屋町もあり、昔からの地名が残っている。 柿田橋手前を左折すると道標。 次の道標を右折して三清橋を渡り、2本の十字路を越え丁字路を左折するとR1。 8:40中岡崎町交.を渡ると左手に松葉惣門跡。 愛知環状鉄道高架橋をくぐると、右手に正保二年(1645)創業のカクキューの倉庫と格子戸のある民家。 右手の角を覗くとカクキューの味噌蔵が並ぶ。 「右西京 左江戸」とある道標を右折するとR1。 左折して当時より北側に移った矢作橋を渡る。
矢作川橋西交.を右に旧道&中世の矢作宿。 矢作橋で蜂須賀小六と日吉丸(豊臣秀吉)が出会ったという出合之像を横目に、右手の八幡神社奥、日本武尊ゆかりの矢作神社に向かう。 永保三年(1083)に源義家、建武二年(1335)に新田義貞が参拝したそうだけど、義貞ゆかりのうなり石を捜したけど分からなかった。
右手に十王堂。 隣の誓願寺境内は幼稚園で、右側に浄瑠璃姫の墓。 承安四年(1174)源義経が藤原秀衡を頼って奥州に向かう途中、矢作宿の浄瑠璃姫の家に11日間滞在したそうで、来年のNHK大河ドラマは義経なので賑やかになるね。
矢作町猫田交.でR1に合流して右側の歩道を歩く。 交差点手前が安城街道追分。 暮戸交.を過ぎると旧道の蛇行跡があり、この先には蛇行跡にならないまでも、歩道がヤケに膨らんでいる場所が2ヶ所ある。 旧道のカケラを残す国交省の好感度が、岡崎インター西交.から比べ約30%アップ(当社比)! 10:15左手の聖善寺に渡るため?の地下道で雨宿り。 10分休憩。
小雨になったので傘をしまうと宇頭茶屋交.。 立場な地名なので雨じゃなかったら休憩したかった…。 10:55左手の妙教寺に松が2本。 「助さん」「格さん」と名札が掛けられているけど、隣りには「三河路に昔をしのぶ“夫婦松”」ってな立て札も! どっち? 明治川神社交.を渡ると左手に明治川神社、右手に明治用水開渠記念碑。 明治十三年(1880)荒野だった安城ヶ原に明治用水が完成したおかげで、安城市が「日本デンマーク」と呼ばれるまでになった。 ここから松並木が始まり、意外と長く続く。
11:30碧海信金両替屋のある交差点を左折して、昼食のために名鉄新安城駅へ向かう。 途中墓地の中の丁字路交差点に何故か“四方”に信号機! お墓に向いている信号機って誰のため?
ちょうど1時間の寄り道で12:30スタート。 歩道がない代わりにプチ並木。 今本町4丁目交.を過ぎると松並木&歩道が復活。 右手に4本のプチ並木を過ぎて猿渡川橋を渡ると知立市。 欄干にも松並木。 上り坂右手の御鍬神社鳥居左側に松が1本。
ここで応和元年(961)頃に成立したという『伊勢物語』の主人公、在原業平の足跡を訪ねる。 暗渠になった明治用水を過ぎて、八橋町交.で鎌倉道と交差すると正面に日吉神社。 東海道の丁字路から真っ直ぐ延びる道は日吉神社の参道だったのね。
八橋交.を右折すると左手に在原寺。 本堂前にはさっきの無量寿寺のようにひともとすすき&業平竹。 業平が住んだという大和国石上在原寺にならっているそうだ。 名鉄三河線を越えてはす向かいに市指定名勝の八橋伝説地。 てっきり田んぼの中にあると思っていたけど面影はない。 奥にある業平塚の上には業平供養塔。 寛平年間(889〜97)に業平の骨を分けて塚を築いたという。 道を戻って、14:05東海道手前の和風喫茶かたらい(八橋町15-2的場)茶屋で25分休憩。
1時間35分の寄り道で旧道に戻ると、県指定史跡の来迎寺一里塚。 “跡”の付かない一里塚で、しかもペアで残っているのが素晴らしい。 おまけに左側だけだけど松並木もある。
新田北交.手前で暗渠になった明治用水と再び出会う。 右手に元禄十二年(1699)製の八橋への道標。 明治用水はフタをされても旧道にはコンクリート製の欄干が残っている。
松並木が終わり御林交.でR1を横断。 地下道を通って地上に出ると左手に池鯉鮒宿碑。 R1から2本離れた細い道なのに、名鉄三河線踏切を渡って丁字路を過ぎて、一方通行になるまでは交通量が多い。 左手に明治41年(1908)製の常夜灯。
近代的なビルが目の前に現れると、右手の銀座商店街共同Pに池鯉鮒宿問屋場之跡。 左手は旅籠、知立セントピア・ホテル、右手はコンサートホールで突然都会の風景。
丁字路手前のいとう温泉(本町69-1本/15:00-23:00/木曜定休)で一風呂浴びる。 藤田屋(栄2-60)知立駅構内店で、豊橋駅でも売っていた大あんまき(140円)を買う。
気持ちが落ち着いたら、前回秋に雨で予定変更になった豊橋宿→岡崎宿で計画した時、新幹線は小田原で乗り換える予定だったのを忘れて、今回新横浜経由で買ってしまったことに気が付いた! 小田原乗り換えだと戸塚駅まで約10分遅いだけで、新横浜経由より730円の節約(大あんまきが5本買える(^_^;)。 ガクッ。 |
おまけ | |
所要時間(休憩除いた正味時間) | 7時間55分(約6時間30分) |
万歩計の歩数 | 30,065歩 |
喜多さんの歩数 | 29,697歩 |
経費(赤坂宿〜知立宿分交通費含む) | |
往路:JR戸塚駅→東京駅 往路:豊鉄バス東京駅八重洲南口→豊橋駅前 往路:名鉄名古屋本線豊橋駅→名電赤坂駅 | 690円 4,500円 340円 |
帰路:名鉄三河線知立駅→刈谷駅 帰路:JR刈谷駅→戸塚駅 帰路:新幹線自由席特急券三河安城駅→新横浜駅 | 220円 5,250円 3,980円 |
岡崎サンホテル宿泊料(ツイン割り勘) | 3,900円 |
いとう温泉入浴料 | 350円 |
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