とらぞうのおかち日記「1歩2歩散歩」SPECIAL
 2001年夢中の旅 
東海道五十三次


Vol.41
〜宮宿→桑名宿〜
27.3km

画像2004年 3月13日(土)
宮宿は七里の渡しと佐屋路・美濃路の追分があり、五十三次で一番規模のデカい大宿場で賑やかだった。 広重が描いている熱田神宮は日本武尊ゆかりの大宮で、三種の神器の1つ、草薙の剣が御神体。

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15:10 復元された松田橋

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15:20 西行腰掛け石

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15:35 伝馬町一里塚跡

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15:40 「左江戸道」道標

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15:45 裁断橋&姥堂

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15:55 昔からここにいます

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16:10 宮の渡し時の鐘

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16:20 元旅籠の丹羽家

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16:45 ひつまぶし

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17:35 “熱田さん”熱田神宮

 山崎橋のたもと、川岸に祠のある公園で休憩後、15:00出発。

 右カーブすると真っ直ぐ延びる八丁畷。ブラザー屋の工場から道幅が広がり歩道も付いた。 今まで住宅地だったのに、アッ!という間にビル街。 太いあぜ道だったなんて想像できない。
 松田橋交.穂波西歩道橋を渡る。 名古屋は道路が広いと聞いていたけど、横切る道は市道なのに6車線!で、しかも頭上に高速。

 塩入町交.を右折して浜神明社に向かう。 でも見つからない。 神社といえば御神木なんだけどビル街では目立たない。 ウロウロしていたら100円ショップの裏でビルに囲まれ窮屈そう…。 境内の西行腰掛け石は鳥のフンにまみれている。 糞害に憤慨。 …。 しかも塩入町交.よりも手前の松田橋交.から1本目の路地を右折した方が早かった…テンション下が〜る。

 R1はJR・新堀川を越えるため内浜交.から陸橋になるけど、歩道がないので歩道橋で左側に移り、側道を歩く。 JR踏切を渡ると左に『さんさくマップ』に載っている“旧道風”の道。 奥に古い民家が見えるので、知らないと吸い込まれるように左折しちゃうね。 おらたちは真っ直ぐで殺風景な道を進む。 新堀川にぶつかるので、左手の“旧道風”の道にある熱田橋で迂回してR1と合流。
 名古屋市熱田区となり、何も標示はないけどこの付近が「東海道一人旅」BBSで話題になった伝馬町一里塚跡。 内浜交.で4車線だったR1がここでは6車線に広がっている。 角の神明社に何か旧道の面影は?と境内に入ると、「左江戸道」「右知多郡新道」と2本の道標。 一里塚の遺構はないけど満足して先を進む。

 枡形の上に建っている名鉄常滑線高架橋を斜めにくぐると“旧道風”の道と合流して、左手に一里塚跡(“旧道風”の道から見ると右手)の案内板。 右折してすぐ左手に裁断橋跡。 天正十八年(1590)18歳の我が子を小田原の陣で亡くした母親が、菩提を弔うために橋の架け替えを行い、擬宝珠に彫られた文が母が子を思う銘文として有名になった。 橋の下を流れていた精進川は大正十五年(1926)完全に埋め立てられて姿を消した。

 K225角左手に標示はないけど白本陣跡。 横断歩道がないので右手の伝馬町交.で迂回。 伝馬町商店街では焦茶色の車止めが旧東海道の道しるべを兼ねている。
 突き当たりにほうろく地蔵。 右側は源太夫社跡で、昭和二十四年(1949)都市計画のため熱田神宮の境内に移されて上知我麻神社となる。 この丁字路は追分で、左折すると東海道。 右折すると脇往還の佐屋路美濃路。 追分手前右手の村瀬家にヒビ割れ道標があり、左手の角には寛政二年(1790)製の三叉の道標が当時と同じ場所に建っている。

 追分を左折するとR247で分断されるので歩道橋を渡る。 帰りに立ち寄る予定のあつた蓬莱軒屋のPに赤本陣跡。 店の前では客が1組待っている。 ってことは準備中? ガーン!
 一区画隣に宝勝院。 さらに一区画隣の白鳥消防団詰所に承応三年(1654)に造営された西浜御殿跡。 旧道を隔てて向かい側が寛永元年(1624)に造営された東浜御殿跡。 久しぶりの御殿は2ヶ所もあったのに、跡形もない。
 いよいよ突き当たりが宮の渡し公園でひときわ目立つ時の鐘。 突き出た場所が七里の渡し舟着場跡で、16:15今日の旅を終える。 横に屋形船の桟橋があるけど七里の渡しはない。 今切れの渡しみたいに船で渡りたいのに、あつたまにくるっ! …。 名古屋市長さん!“28kmのフェリー”でおらを桑名宿に連れてって〜。

 休憩しようと思ってベンチに向かうと、道路の向こう側に脇本陣格の旅籠伊勢久だった丹羽家と左側に熱田荘。 共に市指定有形文化財。 ついでに熱田魚市場跡を見学しようと野球場まで行ったけど、電車の時間が心配になって引き返す。

 16:35あきらめていたあつた蓬莱軒(神戸町503)屋の夜の営業が16:30からだったので、4組目の客となる。 注文したひつまぶし®(2,415円)が席に運ばれる頃には満席になっていた。

 帰りは追分からほんの少し佐屋路・美濃路を歩き、“熱田さん”に向かう。 すぐR1で分断されるのでまた歩道橋を渡る。 尾張国になってから歩道橋が多い。 高齢化社会が進んで電動カートだらけになったら、歩道橋はツラいのでバリアフリーがイイね。
 熱田神宮は広い。 広重が描いている鳥居もデカい。 境内にある元源太夫社の上知我麻神社では、おみくじに「お」を付けないで「みくじ」と読んでいるので威厳タップリ。 ゆっくり見学したいんだけど、帰れなくなってしまうので拝殿経由で家路へと急ぐ。
 銭湯は熱海温泉(花表町12-1/16:00-23:00/日曜定休)で一風呂浴びる予定だったけど、時間がなくてボツ。

 帰りは熱田駅から隣の金山駅経由でお土産のういろうを買っていたら、今日中に帰宅できる18:00の快速に間に合わず、18:30の快速に乗車。 浜松・沼津で乗り換え、23:41戸塚駅着で、東海道歩きの帰宅時間を更新して午前様になってしまった。 でも00:26大船駅出発で“18きっぷ”を有効に使った充実の旅でした。
 ただ1つ残念なことは、尾張国がたった1日で終ワリ。 …。 東海道としては次回伊勢国桑名宿からのスタートなんだけど、そんな訳で佐屋路経由で尾張国を横断して桑名まで進みます。

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おまけ
所要時間(写真撮影が休憩時間?)1時間15分
今日1日の所要時間(休憩除いた正味時間)9時間45分(約7時間55分)
万歩計の歩数(今日1日の歩数)5,203歩(+15,195歩+15,730歩=36,128歩)
喜多さんの歩数(今日1日の歩数)5,081歩(+14,563歩+15,070歩=34,714歩)
経費(知立宿〜宮宿分交通費含む)
往路:JR戸塚駅→刈谷駅「青春18きっぷ」
(JR戸塚駅→刈谷駅普通運賃)
往路:ムーンライトながら指定席券
往路:名鉄三河線刈谷駅→知立駅
2,300円
(5,250円)
510円
220円
寄道:JR熱田駅→金山駅「青春18きっぷ」
(JR熱田駅→金山駅普通運賃)
途中下車につき0円
(140円)
帰路:JR金山駅→戸塚駅「青春18きっぷ」
(JR金山駅→戸塚駅普通運賃)
途中下車につき0円
(5,460円)

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